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- -------------------------------------------------------
- Microsoft Internet Explorer 5.5 とインターネット ツール
- README
- 2000 年 6 月
- -------------------------------------------------------
-
- (c) Copyright Microsoft Corporation, 2000
-
-
- このファイルには、ヘルプやマニュアルに記載されていない最新の情報および
- 補足的な情報が記述されています。また、弊社の Web サイトにも最新の情報が
- 記載されています。
-
- 特定のプログラムやコンポーネントに関する情報については、Microsoft サポート
- 技術情報 (http://www.microsoft.com/japan/support/) を参照してください。
- システムの必要条件については、Internet Explorer をインストールしたハード
- ディスク ドライブにある IE.txt を参照してください。IE.txt がある場所は、
- \Program Files\Internet Explorer フォルダ (Windows 95、98、Windows 2000)、
- または \Program Files\Plus!\Microsoft Internet フォルダ (Windows NT4)です。
-
-
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- このファイルの読み方
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-
- メモ帳を使用して、このファイルを画面に表示する場合は、メモ帳のウィンドウを
- 最大化すると読みやすくなります。
-
- このファイルを印刷するには、メモ帳またはほかのワード プロセッサで
- ファイルを開き、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックしてください。
-
-
- ====
- 目次
- ====
-
- システムの必要条件
- Internet Explorer 5.5 のインストールに必要なディスク領域
- セットアップに関する注意事項
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツールのインストール
- Microsoft Windows NT 4.0 での Internet Explorer 5.5 の実行
- Internet Explorer 5.5 を使用しているコンピュータへの
- Windows NT 4.0 Service Pack のインストール
- Windows 2000 へのインストール
- Windows 2000 にアップグレードする前に
- Internet Explorer 5.5 をアンインストールする
- サードパーティー製のダウンロード マネージャを使って
- Internet Explorer をダウンロードする
- Internet Explorer 5.5 の高度暗号化サポート
- 暗号化技術の強化
- デュアルブート オペレーティング システムでの Internet Explorer 5.5 の実行
- Windows デスクトップのアップデートのインストールとアップグレード
- Windows Terminal Server への Outlook Express 5.x のインストール
- Novell IPX/IP クライアントを使用している Windows 98 へのインストール
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツールのアンインストール
- 以前のバージョンの Internet Explorer をアンインストールできない
- Internet Explorer 5.5 をアンインストールして以前のバージョンに戻す
- [ダウンロードのみ] オプションを使用する
- Windows 2000 アップグレード パック
- Internet Explorer をアンインストールすると Outlook Express が
- 削除されてしまう
- その他の問題
- FTP のユーザー インターフェイスと機能
- フォントの表示に関する問題
- URL とクエリーに含まれる英語以外の文字
- Internet Explorer 4.x の互換モード
- Outlook Express 5.x のアンインストール
- Windows ラジオ バー
- メニューおよびダイアログ ボックスに表示される言語の変更
- オートコンプリート機能
- 縦書きテキストの文字の回転に関するオペレーティング システムの制限
- セキュリティ設定
- Windows Me をアンインストールすると
- アドレス帳から連絡先が削除されてしまう
- Outlook Express のタイトル画面のバージョン番号が違う
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツール ベータ版からアップグレード
- した後に "アクティブ スクリプト" が有効になる
-
- 開発者の方へ
- JScript および VBScript の新しい言語機能
- Microsoft Office Developer Workflow Toolbar
- "unselectable" 属性が適用された HTML ボタン
- アプリケーションの互換性
- Windows NT 4.0 の Task Scheduler
- IFrames での選択
- 支援テクノロジとユーザー補助機能
-
-
-
- ==================
- システムの必要条件
- ==================
-
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツールの実行に必要な条件は
- 次のとおりです。
-
- - i486/66 MHz 以上のプロセッサを搭載したコンピュータ
- (Pentium プロセッサ推奨)
-
- - Windows 95 または Windows 98 の場合 : 16 MB (メガバイト) 以上の RAM
-
- - Windows NT(R) 4.0 の場合 : 32 MB 以上の RAM
- Service Pack 3 以降が必要
-
- - Windows(R) 2000 の場合 : 64 MB 以上の RAM
-
- - 必要なハード ディスクの空き領域
- ブラウザのみインストール
- インストール : 50 MB 以上
- 再起動後の実行 : 27 MB 以上
- 標準インストール
- インストール : 84 MB 以上
- 再起動後の実行 : 55 MB 以上
- 完全インストール
- インストール : 125 MB 以上
- 再起動後の実行 : 80 MB 以上
-
- - マウス
-
- - モデムまたはインターネットへの接続
-
- - CD-ROM ドライブ (CD-ROM を使用してセットアップする場合)
-
- - 一部のコンポーネントでは、ここで挙げた条件よりも多くのシステム リソース
- が必要
-
- Internet Explorer 5.5 のインストールに必要なディスク領域
- --------------------------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツールのセットアップ プログラムを
- 実行すると、選択した場所にかかわらず、Windows のオペレーティング システムと
- 同じ場所に多くのファイルがインストールされます。インストールに必要な条件を
- 満たすようにハードディスクの領域を解放するには、Windows オペレーティング
- システムがインストールされているドライブの領域を解放する必要があります。
-
-
- ============================
- セットアップに関する注意事項
- ============================
-
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツールのインストール
- -----------------------------------------------------------
- ネットワークを介してインストールする場合でも、ハード ディスクにファイルを
- ダウンロードする場合でも、セットアップ ファイルはハード ディスクにコピーされ
- ます。これは、再インストールが必要なときにすばやく対応できるようにするため
- なので、ディスクの空き領域を増やしたい場合は、セットアップ ディレクトリを
- 削除してもかまいません。
-
- 削除するには、コントロール パネルの [アプリケーションの追加と削除] アイコンを
- ダブルクリックし、[Microsoft Internet Explorer 5.5 とインターネット ツール]
- をクリックして、[追加と削除] をクリックします。次に、[Internet Explorer 5.5
- とインターネット ツール] ダイアログ ボックスの [詳細] をクリックし、[Update
- セットアップ ファイルに含まれるフォルダを削除する] をクリックします。
-
- ネットワーク ドライブに Internet Explorer 5.5 をインストールしたり、
- ネットワーク ドライブから Internet Explorer 5.5 を実行することはできません。
- ただし、ネットワーク ドライブから Internet Explorer 5.5 をダウンロードする
- ことはできます。ダウンロードするには、コンピュータでネットワークにドライブ
- 名を割り当てておく必要があります。また、Internet Explorer 5.5 を UNC パスに
- ダウンロードすることはできません。
-
- Microsoft Windows NT 4.0 での Internet Explorer 5.5 の実行
- ----------------------------------------------------------
- 注意
- Windows NT で Internet Explorer 5.5 のインストールや削除を行うには管理者の
- 権限が必要です。また、インストールや削除を行った後で、最初にコンピュータを
- 起動するときにも、管理者の権限が必要です。
-
- Internet Explorer 5.5 をインストールした後は、コンピュータを再起動する
- 必要があります。特定の追加コンポーネントをインストールした場合も同様です。
-
- Windows NT 4.0 がインストールされたコンピュータを対象に Internet Explorer
- 5.5 を企業内で導入するような場合は、レジストリに次の空き領域があることを
- 確認してください。
-
- - Internet Explorer 2.0 または 3.x からアップグレードする場合 : 4 MB 以上
- - Internet Explorer 4.x からアップグレードする場合 : 2.5 MB 以上
-
- Windows NT 4.0 で Internet Explorer 5.5 を実行している場合は、インターネット
- 一時ファイルのフォルダ (キャッシュ) へのフル コントロールのユーザー権限を
- 設定する必要があります。インターネット一時ファイルのフォルダにファイルを保存
- するには、書き込みの権限が必要です。
-
- Internet Explorer 5.5 をインストールした後で Windows NT 4.0 Service Pack 3
- (SP3) を再インストールする際に、新しいファイルを上書きするかどうかを確認する
- メッセージが表示された場合は、[いいえ] をクリックします。SP3 をインストール
- した後、次の手順でレジストリを更新してください。
-
- 1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
- 2. 「regsvr32 rsabase.dll」と入力します。
- 3. [OK] をクリックします。
-
- Internet Explorer 5.5 を使用しているコンピュータへの
- Windows NT 4.0 Service Pack のインストール
- ----------------------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 がインストールされているコンピュータに Windows NT 4.0
- Service Pack を再インストールする場合は、いくつかのコンポーネントを登録し直す
- 必要があります。コンポーネントを登録し直すには、次の操作を行います。
-
- 1. コントロール パネルの [アプリケーションの追加と削除] アイコンを
- ダブルクリックします。
- 2. [インストールと削除] タブをクリックします。
- 3. [Microsoft Internet Explorer 5.5 とインターネット ツール] をクリックし、
- [追加と削除] をクリックします。
- 4. [Internet Explorer を修復する] をクリックし、[OK] をクリックします。
- 5. 修復処理が終了したら、コンピュータを再起動します。
-
- Windows 2000 へのインストール
- -----------------------------
- 現在、Windows 2000 で標準インストールおよび完全インストールを実行する
- ことはできません。Internet Explorer 5.5 をインストールすると、最小限の
- コンポーネントだけがインストールされます。これには、Internet Explorer 5.5
- の Web ブラウザおよびスクリプティングのサポートが含まれています。
- Windows 2000 では、Outlook Express などの他のコンポーネントは、現時点では
- 使用できません。
-
- Windows 2000 にアップグレードする前に
- Internet Explorer 5.5 をアンインストールする
- --------------------------------------------
- Windows 2000 には以前のバージョンの Internet Explorer のコンポーネントが
- 含まれています。Windows 95、Windows 98、または Windows NT から Windows 2000
- にアップグレードする場合は、アップグレードする前に Internet Explorer 5.5 を
- アンインストールしておくことを推奨します。
-
- サードパーティー製のダウンロード マネージャを使って
- Internet Explorer をダウンロードする
- ----------------------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツールのセットアップ中には、インター
- ネット上からコンポーネントをダウンロードする必要が生じます。サードパーティー
- 製のダウンロード マネージャ(Netzip、GetRight など) をお使いの場合は、それら
- がダウンロード リクエストを阻止します。その結果、セットアップが中止されるこ
- とになります。これを回避するには、最初にサードパーティー製のダウンロード マ
- ネージャを使用不可の状態に設定してから、セットアップを実行してください。
-
- Internet Explorer 5.5 の高度暗号化サポート
- -------------------------------------------------
- 高度暗号化コンポーネントは、Windows 95、Windows 98、Windows 98 Second Edition、
- および Windows NT 4.0 で使用できます。Windows 2000 の高度暗号化サポートを入手
- するには、Windows Update または 次の Web サイトを参照してください。
-
- http://www.microsoft.com/japan/windows2000/downloads/recommended/encryption/default.asp
-
- 暗号化技術の強化
- ----------------
- Internet Explorer 5.5 では 128 ビットの暗号鍵によるセキュリティを実現し、
- 米国連邦政府が採用している DES (Data Encryption Standard) に対応しています。
- 128 ビット Internet Explorer 5.5 は、米国で輸出が禁止されている国を除き、
- 世界中のすべてのユーザーに配布できます。詳細については、次の Web サイトに
- アクセスしてください。
-
- http://www.microsoft.com/japan/exporting/
-
- デュアルブート オペレーティング システムでの Internet Explorer 5.5 の実行
- -------------------------------------------------------------------------
- 同一のパーティションにある 2 つのオペレーティング システム (Windows 95 と
- Windows NT 4.0 など) でデュアルブートするように設定されているコンピュータで
- Internet Explorer 5.5 を実行する場合に、1 つの Program Files フォルダを共有
- するように設定してあると、追加コンポーネントに問題が発生することがあります。
- さらに、いずれかの Internet Explorer 5.5 から追加コンポーネントを
- アンインストールしたときに、もう一方の Internet Explorer 5.5 からもその
- コンポーネントが削除されます。ただし、インストールされているコンポーネントの
- 情報については、コンポーネントを削除した側のオペレーティング システムが使用
- する情報しか更新されません。これらの問題が発生するのは、追加ファイルが
- Program Files フォルダにすべて保存されるのに対して、追加コンポーネントの
- 情報はほかの場所に保存されるためです。
-
- Windows デスクトップのアップデートのインストールとアップグレード
- ----------------------------------------------------------------
- Windows デスクトップのアップデートをインストールまたはアップグレード
- するには、Internet Explorer 5.5 より先に Internet Explorer 4.01 SP2 を
- インストールしておく必要があります。
-
- 既に Internet Explorer 5.5 がインストールされている場合、Windows
- デスクトップのアップデートをインストールするには、次の操作を行います。
-
- 1. Internet Explorer 5.5 をアンインストールします。
- 2. Internet Explorer 4.01 SP2 がインストールされていない場合は、Internet
- Explorer 4.01 SP2 をインストールします。
- 3. Windows デスクトップのアップデートをインストールします。
- 4. Internet Explorer 5.5 を再インストールします。
-
-
- Windows Terminal Server への Outlook Express 5.x のインストール
- ---------------------------------------------------------------
- Windows Terminal Server の管理者は、Terminal Server に Outlook Express 5.x を
- インストールする前に、レジストリに互換フラグを設定して Outlook Express 5.x の
- セットアップ プログラムが正しく実行できるようにしておく必要があります。
- 互換フラグを設定するには、次の操作を行います。
-
- 1. 次のレジストリ キーを作成します。
-
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\
- Compatibility\Applications\setup50
-
- 2. 作成した setup50 キーに、次の値を設定します (値のデータ タイプは
- REG_DWORD にしてください)。
-
- Flags = 0x108
-
- Novell IPX/IP クライアントを使用している Windows 98 へのインストール
- --------------------------------------------------------------------
- Windows 98 で Novell IPX/IP クライアントを使用している場合に、インターネット
- から Internet Explorer 5.5 をインストールすると、問題が発生することがあります。
- セットアップ プログラムが停止したように見える場合は、コンピュータを再起動
- してください。セットアップが続行され、正常に終了します。この問題に対応する
- には、次のいずれかの操作を行います。
-
- - インターネットで、ダウンロードのみのオプションを選択し、セットアップ
- プログラムをダウンロードします。その後、セットアップ プログラムを実行
- して Internet Explorer 5.5 をインストールします。
-
- - Internet Explorer 5.5 を CD-ROM からインストールします。
-
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツールのアンインストール
- ---------------------------------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツールをアンインストール
- するには、次の操作を行います。
-
- 1. コントロール パネルの [アプリケーションの追加と削除] アイコンを
- ダブルクリックします。
- 2. [Microsoft Internet Explorer 5.5 とインターネット ツール] をクリ
- ックし、[追加と削除] をクリックします。
- 3. [以前の Windows の設定に戻す] をクリックし、[OK] をクリックします。
- 4. 画面に表示される指示に従って操作します。
-
- 以前のバージョンの Internet Explorer をアンインストールできない
- ---------------------------------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 をアンインストールすると、Internet Explorer
- 5.5 よりも前にインストールしたブラウザを削除できなくなります。
-
- Internet Explorer 5.5 をアンインストールして以前のバージョンに戻す
- ------------------------------------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 のインストール時に、セットアップ プログラムは、
- 以前のバージョンのインストール時に作成されたアンインストール情報が
- システムにあるかどうかを調べます。このデータが見つからない場合は、後
- で使用できるように、新しくアンインストール情報が作成されます。
-
- 前回、Internet Explorer 4.x から 5.0 または 5.01 にアップグレード
- した場合は、アンインストール情報があるので、それを使用して Internet
- Explorer 4.x に戻すことができます。Internet Explorer 5.5 にアップグレ
- ードする前に、コントロール パネルの [アプリケーションの追加と削除] を
- 使用してアンインストール情報を意図的に削除したのでない限り、この情報は
- 保存されています。Internet Explorer 5.5 をアンインストールするときに、
- 既存のアンインストール情報が使用され、Internet Explorer 4.x に戻されます。
-
- 次の表に、さまざまなアップグレードのシナリオと、各シナリオで Internet
- Explorer 5.5 のアンインストール時に起こりうる動作の一覧を示します。
-
- +-----------------------------------------------------------------------+
- | 以前のバージョン | アンインストール情報 | アンインストールの結果 |
- +-----------------------------------------------------------------------+
- | Internet Explorer 3.x | n/a | Internet Explorer 3.x |
- +-----------------------------------------------------------------------+
- | Internet Explorer 4.x | n/a | Internet Explorer 4.x |
- +-----------------------------------------------------------------------+
- | Internet Explorer 5 | 存在する | Internet Explorer 5 の |
- | | | 前バージョン |
- +-----------------------------------------------------------------------+
- | Internet Explorer 5 | 存在しない | Internet Explorer 5 |
- +-----------------------------------------------------------------------+
- | Windows 98 | | Windows 98 |
- |(Internet Explorer 4) | n/a | (Internet Explorer 4) |
- +-----------------------------------------------------------------------+
- | Windows 98 SE | | Windows 98 SE |
- |(Internet Explorer 5) | n/a | (Internet Explorer 5) |
- +-----------------------------------------------------------------------+
-
- [ダウンロードのみ] オプションを使用する
- ------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 では、[ダウンロードのみ] オプションを選択した場合は、
- ダウンロードできるコンポーネントやダウンロードできないコンポーネントを
- 選択することはできません。選択したオペレーティング システムで完全インス
- トールを実行するのに必要なすべてのキャビネット ファイル (.cab) がダウン
- ロードされます。Windows 2000 には、[ダウンロードのみ] オプションを選択する
- ためのユーザー インターフェイスはありません。
-
- Windows 2000 で [ダウンロードのみ] オプションを実行する方法については、
- サポート技術情報で次のアーティクルを参照してください。
-
- http://support.microsoft.com/support/kb/articles/q257/2/49.asp
-
- Windows 2000 アップグレード パック
- -----------------------------------
- Internet Explorer 5.5 には Windows 2000 アップグレード パックと呼ばれる
- コンポーネントが含まれています。アップグレード パックは、Windows 2000 に
- アップグレードするための準備として、Internet Explorer 5.5 をダウングレード
- するためのコンポーネントです。コンピュータを Windows 2000 にアップグレード
- しない限り、アップグレード パックは実行されません。Windows 2000 のインス
- トール中に、アップグレード パックは不要になった Internet Explorer 5.5 の
- レジストリ キーや、Windows 2000 によって作成された競合するエントリを削除し
- ます。これにより、問題なくアップグレードを行うことができます。
-
- Internet Explorer をアンインストールすると
- Outlook Express が削除されてしまう
- ------------------------------------------
- Windows 98 Second Edition から Internet Explorer と Outlook Express 5.01
- または Outlook Express 5.5 をアンインストールしても、以前のバージョンの
- Outlook Express には戻りません。この問題の詳細については、サポート技術情報で
- 次のアーティクルを参照してください。
-
- http://support.microsoft.com/support/kb/articles/q245/3/16.asp
-
-
- ============
- その他の問題
- ============
-
- FTP のユーザー インターフェイスと機能
- -------------------------------------
- FTP のユーザー インターフェイスを使用していて問題が発生する場合は、
- [インターネットのプロパティ] ダイアログ ボックスの [詳細設定] タブ
- でインターフェイスを無効にできます。
-
- 次の機能はサポートされていません。
-
- - CERN プロキシ サーバーまたは Web プロキシ経由のインターネット接続。
- - VAX または VMS FTP サーバーへの接続。
- - 別のアプリケーションやサービスからのブラウザの使用。
- - サーバー間でのコピー。
- - FTP サーバーからのドラッグ アンド ドロップ (コピー/貼り付け) 機能。
- ただし、Windows 2000 および Windows Me 以降ではサポートされています。
-
- フォントの表示に関する問題
- --------------------------
- アジア言語 (日本、中国など) 以外の Windows NT 4.0 を実行している場合、
- サイズの大きいフォントが多数インストールされていると、システムのフォント
- 処理能力を超えることがあります。アジア言語の Web ページが正しく表示されな
- いときは、Windows NT 4.0 Service Pack 5 をインストールしてください。
-
- URL とクエリーに含まれる英語以外の文字
- --------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 では、英語以外のアドレス (URL) をサーバーに送信する
- ために、"UTF-8" という新しい標準が適用されます。URL は UTF-8 という文字を
- エンコードするための標準によってエンコードされます。Windows 2000 を実行して
- いるサーバーでは期待通りの動作をしますが、その他の多くのサーバーでは UTF-8 で
- エンコードされた URL を正しく処理できません。これらのサーバーで URL に英語
- 以外の文字を使用するには、次の操作を行います。
-
- 1. [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
- 2. [詳細設定] タブをクリックします。
- 3. [いつも UTF-8 として URL を送信する] チェック ボックスをオフにします。
-
- URL の一部であるクエリーは、Internet Explorer 4.0 以降と互換性のある
- フォームに送信されます。
-
- Internet Explorer 4.x の互換モード
- ----------------------------------
- Internet Explorer 4.x の互換オプションを使うと、Web を開発するときに、同じ
- コンピュータで Internet Explorer のほかのバージョンを使って Web サイトの表示
- またはテストを行うことができるため、便利です。
- このモードで作業している場合、Internet Explorerのすべての設定を変更できない
- ことがあります。互換オプションを使って作業している場合にインターネットの
- オプションを変更するには、[ツール] メニューの [インターネット オプション]
- コマンドではなく、コントロール パネルを使用します。
-
- Outlook Express 5.x のアンインストール
- --------------------------------------
- 以前 Internet mail and news を使っていた場合は、Outlook Express 5.x を
- アンインストールすると、Microsoft Internet mail and news を使用して受信
- したメッセージのみ見ることができます。Outlook Express 5.x のメッセージを
- 表示するには、Outlook Express 5.x を再インストールしてください。
-
- 以前 Outlook Express 4.x を使っていた場合は、Outlook Express 5.x をアンイン
- ストールした場合、インポート機能を使用することにより Outlook Express 5.x の
- メッセージを見ることができます。Outlook Express 5.x のメッセージを Outlook
- Express 4.x にインポートするには、次の操作を行います。
-
- 1. [ファイル] メニューの [インポート] をポイントし、[メッセージ] を
- クリックします。
- 2. インポート元のプログラムの一覧で、[Microsoft Outlook Express 5] を
- クリックします。
- 3. 画面に表示される指示に従って操作します。
-
- Windows ラジオ バー
- -------------------
- Internet Explorer 5.5 には、インターネット上でラジオ放送を聞くことのできる
- Windows ラジオ バーがあります。標準では、このツール バーは、ブラウザを起動
- したときには表示されません。このツール バーを表示するには、ブラウザを起動し
- てから次の操作を行います。
-
- 1. [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
- 2. [詳細設定] タブをクリックします。
- 3. [マルチメディア] の [Internet Explorer (5.0 以降) のラジオ バーを
- 常に表示] チェック ボックスをオンにします。
-
- メニューおよびダイアログ ボックスに表示される言語の変更
- -------------------------------------------------------
- メニューおよびダイアログ ボックスに表示される言語を変更した場合、ディスプレイ
- アダプタによっては、正しく表示されないことがあります。言語を変更した後に、
- メニューまたはダイアログ ボックスに空白が表示される場合は、次のいずれかの
- 操作を行います。
-
- - 使用しているディスプレイ アダプタの解像度を変更します。
- - 使用しているディスプレイ アダプタのドライバを新しいバージョンにアップグレード
- します。ドライバのアップデート情報については、ディスプレイ アダプタの製造元に
- お問い合わせください。
-
- オートコンプリート機能
- ----------------------
- オートコンプリート機能で、以前に入力したエントリのうち、特定の項目が表示
- されないようにしたい場合は、次のような方法があります。
-
- - オートコンプリートの特定のエントリを削除する場合は、候補として一覧に表示
- される項目をクリックして Del キーを押します。
- - ログインするページで入力するユーザー名とパスワードの組み合わせを削除したい
- 場合は、ユーザー名を削除すれば、パスワードもユーザー名と一緒に削除されます。
- - すべてのフォームやパスワードの情報を削除したい場合は、次の操作を行います。
-
- 1. [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックし、
- [コンテンツ] タブをクリックします。
- 2. [オートコンプリート] をクリックし、[フォームのクリア] または
- [パスワードのクリア] をクリックします。
-
- 縦書きテキストの文字の回転に関するオペレーティング システムの制限
- -----------------------------------------------------------------
- 縦書きのテキストのレイアウトを使用する場合は、極東言語バージョンの
- Windows 95、Windows 98、Windows Me、および Windows NT 4.0 オペレーティング
- システムでのみ、2 バイト文字 (極東言語) が縦書きで表示されます。Windows
- 2000 では、すべての言語のバージョンで、この機能がサポートされています。
-
- セキュリティ設定
- ----------------
- Internet Explorer 5.5 で Web コンテンツのゾーンのセキュリティ レベルの
- 設定が変更されたため、以前のバージョンの Internet Explorer の設定と一致
- しない場合があります。以前のバージョンの Internet Explorer からアップグ
- レードする場合は、セットアップ プログラムによって以前のセキュリティ設定が
- 保存され、Internet Explorer 5.5 にカスタム設定のセキュリティ レベルとして
- 転送されます。
-
- Windows Me をアンインストールすると
- アドレス帳から連絡先が削除されてしまう
- --------------------------------------
- Windows Millennium Edition (Me) をアンインストールすると、Windows Me
- の使用中に追加した連絡先が Windows アドレス帳から削除されてしまうことが
- あります。Windows Me にアップグレードするときに、Windows アドレス帳の
- データ ファイルのバックアップが作成されます。アンインストールの実行中、
- そのデータ ファイルのバックアップが復旧され、Windows Me で追加したデータに
- 上書きされます。Windows Me で作成した連絡先を保護するには、.wab ファイルの
- バックアップを作成してからアンインストールを実行します。Windows Me の削除
- 後に、.wab ファイルを元の場所にコピーし直すと、Internet Explorer 5.01 以降
- をインストールするとその .wab ファイルが使用されます。
-
- Outlook Express のタイトル画面のバージョン番号が違う
- ----------------------------------------------------
- Outlook Express を起動すると、Outlook Express 5.x をインストールしてある
- 場合も、製品が "Microsoft Outlook Express 5" であることがタイトル画面に
- 表示されます。タイトル画面には、バージョン 4 や 5 などの、製品の主なバー
- ジョン番号だけが反映されます。バージョン 5.01 や 5.5 はマイナー アップ
- グレードと見なされます。
-
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツール ベータ版
- からアップグレードした後に "アクティブ スクリプト" が有効になる
- ---------------------------------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 とインターネット ツール ベータ版を Windows 2000 上
- でお使いの場合、セキュリティ設定で制限付きサイトを確認してください。
- 制限付きサイトに対しては、"アクティブ スクリプト" は既定では無効に設定さ
- れていますが、ベータ版をお使いの方の場合は、製品版をインストール後にこの
- 設定が有効になっていることがあります。この設定を正しい設定に戻すには、
- [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックし、
- [セキュリティ] タブをクリックします。[制限付きサイト] をクリックし、[既定
- のレベル] をクリックします。
-
-
- ============
- 開発者の方へ
- ============
-
- JScript および VBScript の新しい言語機能
- ----------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 には、新バージョンの Microsoft JScript(R)
- および Visual Basic(R) Scripting Edition (VBScript) が含まれています。
- Windows Script 5.5 の新機能についてのドキュメントは、次の Web サイトに
- 用意されています。
-
- http://msdn.microsoft.com/scripting/
-
- JScript および VBScript の最も重要な新機能について参照するには、次の
- Web サイトにアクセスしてください。
-
- http://msdn.microsoft.com/workshop/languages/clinic/scripting121399.asp
-
- アップデートされた Windows Script エンジンもダウンロードすることが
- できます。http://msdn.microsoft.com/scripting/ からダウンロードして、
- Internet Explorer 5.5 を実行していないコンピュータ (ASP Web サーバー
- など) にインストールしてください。
-
- Microsoft Office Developer Workflow Toolbar
- -------------------------------------------
- このリリースの Internet Explorer では、Microsoft Office Developer Workflow
- Toolbar コントロールが Microsoft Access データ ページのデータを正しくバインド
- しません。このコントロールは、Internet Explorer 5.5 のバグ フィックスの影響を
- 受けます。したがって、このコントロールをアップデートする必要があります。最新の
- アップデートについては、次の Web ページにアクセスしてください。
-
- http://www.microsoft.com/japan/office
-
- 印刷用のコントロール
- --------------------
- Internet Explorer 5.5 の印刷コードの再構築は、一部のサードパーティ
- 製コントロールに含まれる印刷のバグの影響を受けており、一部のコント
- ロールが正しく印刷されなかったり、まったく印刷されないといった問題
- が起きています。印刷の互換性を達成できるよう、最善の努力をしましたが、
- サードパーティ製のコントロールでこれらの問題がすべて解決されるかどう
- かは保証できません。
-
- "unselectable" 属性が適用された HTML ボタン
- -------------------------------------------
- Internet Explorer 5.5 でボタンに "unselectable" の属性を適用すると、
- 既定の onlick のアクション (ボタンを押したとき) は実行されません。
- このような場合は、このアクションを実行する動作をボタンに追加するのが
- 簡単な方法です。選択不可能なボタンを含むファイルの先頭 (またはファイル
- から参照される CSS スタイルシート) に、次のコードを追加します。
-
- <STYLE> BUTTON { behavior:url("***.htc") } </STYLE>
- (*** は、動作を含む htc ファイルの名前です)
- htc ファイルには、次のコードを含めます。
- <component>
- <attach event="onmousedown" onevent="element.style.border='thin inset'">
- <attach event="onmouseup" onevent="element.style.border='thin outset'">
- </component>
-
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- アプリケーションの互換性
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- Windows NT 4.0 の Task Scheduler
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- Windows NT 4.0 では AT コマンド (Atsvc.exe) による Schedule サービスが
- 提供されていました。Internet Explorer 5.5 をインストールすると、Windows
- NT 4.0 に含まれていた Schedule サービスが、新しいバージョンの Schedule
- サービスである Task Scheduler (MSTask.exe) にアップグレードされ、AT ジョブ
- は"予定されているタスク"に変換されます。
-
- 従来の Schedule サービスでは、すべての AT ジョブをサービスと同じアカウント
- で実行しなければなりませんでした。サービスの既定のアカウントはローカル
- コンピュータのシステム アカウントでしたが、必要に応じてほかのユーザー
- アカウントに変更することが可能でした。このため、AT ジョブをユーザー アカウント
- で実行したいときには、Schedule サービスのアカウントを変更する必要がありました。
-
- 新しい Task Scheduler では、実行するアカウントを "予定されているタスク" ごとに
- 設定できます。ただし、Task Scheduler サービス自体はローカル コンピュータの
- システム アカウントで実行する必要があります。
-
- AT コマンドとの互換性を保つために、Task Scheduler では、AT ジョブから作成
- された "予定されているタスク" の実行アカウントを、ユーザーが 1 つだけ設定できる
- ようになっています。Internet Explorer 5.5 をインストールすると、この
- アカウントはローカル コンピュータのシステム アカウントに設定されます。
- Windows NT 4.0 で AT サービスの実行アカウントをローカル コンピュータの
- システム アカウント以外のものに変更した場合は、Internet Explorer 5.5 を
- インストールした後で、そのアカウントのユーザー名とパスワードを再入力する
- 必要があります。これは、AT コマンドで使用されていたパスワードが Internet
- Explorer 5.5 のセットアップ プログラムで解読できないためです。再入力する
- には、[予定されているタスク] フォルダに移動し、[詳細設定] メニューをクリック
- し、[AT サービスのアカウント] をクリックします。
-
- これは手動で行う必要があります。Internet Explorer 5.5 のセットアップ
- プログラムでは、At サービスで使用されたパスワードを解読できないから
- です。
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- AT コマンドとの互換性については、Task Scheduler のヘルプを参照して
- ください。
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- IFrames での選択
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- Internet Explorer 5.0 では、ユーザーが iframe 内で項目を選択し、iframe
- フレーム外をクリックし、ドキュメント内をクリックしても、iframe 内の項目は
- 選択されたままです。Internet Explorer 5.5 では、iframe 外をクリックすると、
- iframe 内の項目の選択は解除されます。
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- 支援テクノロジとユーザー補助機能
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- Internet Explorer 5.5 の変更により、一部のユーザー補助機能の互換性に
- 影響が見られる場合があります。スクリーン リーダーや音声入力デバイスなど
- の支援テクノロジをお使いの場合は、ユーザー補助ユーティリティの製造元に
- 問い合わせてください。
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